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商社マン・エグゼクティブクラブ 会員専用 ニュースレター 
Vol.3 2010/7/10
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転職関連情報(人材紹介情報)

 
以下のように、求職者の海外勤務についての大手人材紹介会社によるアンケート調査結果を
入手しましたのでご参考まで紹介します。


求職者の「出世」についての考え方

10 年4〜5 月大手人材サイトアンケート


アンケートは大手人材サイト運営会社が、2010 年4 月22 日から同年5月26 日まで、1,081 名
の方を対象に集計されたものです。

まず、今の会社で出世したいと考えている(以前の会社で考えていた)人は51%、転職後に出世した
いと考えている人は49%です。

この数字だけですと、何とも言えませんが、驚かされるのは「実は求職者は出世欲があまりない」ことが分かる
次に紹介するアンケート結果です。

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Q. 1 今の会社(以前の会社)で出世したいと考えたか
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 絶対に出世したい |■■■ 17%
 出世したい |■■■■■■■ 34%
 あまり出世に拘らない |■■■■■■■■■ 46%<
 出世したくない |■ 3%


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Q.2 転職した会社では出世したいか
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 絶対に出世したい |■■■■ 19%
 出世したい |■■■■■■ 30%
 あまり出世に拘らない |■■■■■■■■■■ 49%
 出世したくない | 2%

以上から転職前も転職後も出世についてはほぼ同じ考え方で、「出世できることが必ずしも転職の
原動力ではない」ことが分かります。

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Q.3 転職先のキャリアパス・評価制度を重視するか
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 かなり重視する |■■■■ 19%
 やや重視する |■■■■■■■■■ 47%
 あまり重視しない |■■■■■■30% 
 全く重視しない |■ 4%


この質問になると「かなり重視」「やや重視」あわせて全体の66%を占め、出世に半分の人数が
消極的だった一つ目、二つ目の質問への回答と少々ズレが生じてきます。

この原因としては「出世したいというモチベーションは大切で、それに向けた努力は必要。
しかし、自分のパフォーマンスが評価されて、その結果、出世するもの。

とにかく出世することばかり考えている人は、空回りする」(40 歳男性)といった意見の方もいること
が考えられます。

それでは、現在の求職者の方は具体的に何を求めて転職するのでしょうか。

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Q.4 転職するうえで、譲れない条件とは何か
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 仕事の意義が明確であること |■■■■■■■■■■ 59%
 自分の目標・ミッションが明確であること |■■■■■■■■ 49%
 会社の理念・考え方に共感できること |■■■■■■■ 46%
 年収が上がること |■■■■■■■ 44%
 責任に対する裁量範囲が明確である
 こと
|■■■■■■■■ 39%
 ポジション・役職が上がること |■■ 12%
 部下を持てること | 3% 

「ポジション・役職が上がる」「部下を持てる」が下位にランクしていることからも「出世できるこ
とが必ずしも転職の原動力ではない」ことがハッキリ分かります。

「仕事の意義」「目標・ミッション」が明確であるのが理想の職場と考える人が半数というのも興味
深いところです。

企業の立場からすれば、人材を採用する際には、決して「年収」や「出世」についての用意をして
おけばいいのではなく、明確な「仕事の意義」「目標・ミッション」を用意することが、いい人材を確保
するための方策と言えそうです。



以上


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