商社マン 代表挨拶
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 運営者からのご挨拶      (2009年9月)

 自己紹介 
   座間安紀夫 
座間安紀夫  57歳、 神奈川県出身、鎌倉市在住。

大学卒業後は海外志向が強かったこともあり、某大手商社に就職し営業
部門で化学品の貿易の仕事に20年間携わってきた根っからの営業畑の人間。

その後、当時勃興期のインターネット業界で新規事業会社を設立すること
となり、出向の形で新規分野に挑戦することとなった。

ゼロからの出発で始まった通算10年間の事業会社の経営を通した成功体験
が人生大きな転機となり、今回の起業への思いに繋がっていると思う。
 ●これまでのキャリア  

1975年、東京大学農学部卒業後、某大手商社に勤務。化学品の営業部門で輸出、輸入販売、事業会社の
経営支援等を20年間行い、その間海外駐在経験はニューヨーク、ジャカルタの合計で約11年。日本政府の
経済援助(ODA)の取りまとめ、合弁事業の経営指導等にも携わった。

その後メディア部門に移り、インターネット関連の事業会社に出向し、創業期の立ち上げから運営、経営に
約10年携わり、アジアのインターネット基幹網の構築に貢献した。出向帰任後はネットワーク事業部門のIT
関連のアプリ、コンテンツの新規事業開発に取り組む。

2009年6月、34年間勤務した同社を退社し、同年9月、新会社 (株)ハート・クオリアを設立し新たな事業の
立ち上げに挑む。

   
●趣味 
スポーツは見るのもやるのも好きで、やるほうでは現在
テニスにはまっており、8年間続けている。

音楽では最近チェロの演奏を始めたところでやっと1年の
経験。 読書は雑読系だが、心理学関連には最近興味を
惹かれている。  
座間安紀夫  


●ある出来事   
 私の危機意識   
 ●環境の変化   

百年に一度と言われている不況が続く中、企業の労務管理に対する考え方が徐々に厳しい方向に変わって
きています。 短期利益追求、株主至上主義といわれた一時期のいわば[むき出しの資本主義]への反省は
あるものの、古き良き時代の会社家族主義に戻る選択肢はなく、会社の夫々のステークホルダーの関係は
よりドライな方向に着実に進んでいます。

事業展開のグローバル化が必至の状況で日本的な終身雇用を前提とした従業員の給与体系は見直しを
迫られ、着実に職能給から職務給への変換が進みつつあります。

企業経営の観点からも即戦力確保を目指してスペシャリストの中途採用が増加し、一方、シニア層の職務に
見合うレベルへの給与カットが現実的なものとして捉えられつつあります。 又、子会社、関連会社の整理統合
もシニア層の活躍の場を失わせる要素となっています。     
人事の評価システムでは成果主義の体系は修正されつつも維持、強化され、確実に企業に浸透し、各職場
では職能給から職務給への移行準備が進んでいます。


終身雇用システムは既に形骸化の段階に来ており、年功序列的な給与体系の見直しは既に始まっています。

ましてや、定年後の嘱託雇用に関しては企業としてはコンプライアンスの観点からの対応にとどまり、雇用
創出等の具体的な施策に関しては消極的にならざるを得ない状況となっています。

一方、従業員、特に利害関係の直接の当事者であるシニア層はそういった環境変化を肌で感じ、会社との
距離を感じ始めており、対応策を持ち得ないまま、会社の労務、人事管理の出方を見ている状況です。

加えて、従業員との橋渡し役の会社の人事部門の存在感が今まで以上に希薄なものになりつつあり、
従業員の自己責任、自助努力での対処が現実的なものになっています。     
 私の決断   
 ●周辺の「環境や状況」の変化   

50代の半ばを過ぎ60歳の定年を意識しながら生活設計を考える時期にさしかかり、自分のこれまでの人生、
会社生活の整理、たな卸しを試みたわけです。

今までの会社生活では、ハードワークを厭わず仕事に熱中し、また、家族揃っての海外駐在の時期には、
いわば仕事の一環としての子育てにも参加してきたわけですが、その前提には、大手企業に勤めている
ことからくる安心・安定と、本社が自分に相応の対応をしてくれるとの信頼関係があったと考えています。

ところが、最近の本社の状況は、昔の雰囲気とは異なる成果主義を前面に出したドライな人間関係になって
いること、会社と従業員の間の信頼関係に微妙なずれがあることに違和感を覚えたものでした。     
 ●決断の内容、目指すもの   

時代のパラダイムシフトとともに会社と従業員の関係がこれまで同様に続くものではなく、新たな方向に進
まざるを得ないとの考えに及んだわけです。 只、その解決策は古き良き時代への回帰ということではなく、
新しい雇用関係を前提とした新たな道を探ることだと考えています。

それは従業員、従業員相互間の自助努力でセーフティーネットを作り、万が一の場合に備えることと同時に、
より生甲斐の感じられる会社生活、人生を送ることができる道を探りだすことだと思います。

具体的には、「転職、起業の機会を提供すること」、「生活設計(年金、退職金、資金運用)の情報の提供」、
「メンタルヘルスの支援」を、より従業員の立場に寄り添った形で行うネットワーク作りで、これは企業の人事
部署と競合、対立するものではなく、相互補完できる関係のなかで活用されるネットサービスと考えています。

ただ、従業員の立場に沿った姿勢を端的に表す意味で受益者である従業員に費用の負担をお願いするという
ことから会員向け有料サービスの形がより理解が得やすいと考えています。    
 決断にいたるまでの迷い   
もちろん、決断にいたるまでの迷いもありました。    商社マン 代表挨拶  
 ●家族への想い   

新たな事業への挑戦とはいえ、約束された結果が用意されているわけでもなく、ゼロから積み上げるこの
サービスの生死がクライアントであるシニア従業員からの支援のいかんにかかっていることは事実です。

50代の後半での事業の立ち上げということになりますが、子育ては一応終了したとはいえ、家族にそれ
なりの負担と会社勤務とは違った仕事への取り組みということで、家族からは不安視する見方も当初あり
ましたが、最終的には妻からの理解と励ましの言葉が私の背中を押してくれました。

又、息子たちも「親父らしい生き方」として納得してくれました。 
   
 ●これまで積み上げてきたキャリア

営業現場のフロントに立つ仕事を長く続けてきたので、交渉事、契約関係、語学(英語)に関してはそれなり
の自信はあるところです。

又、事業会社への経営者としての出向経験から経営全般に対する知識、運用ノウハウについては押さえて
いるつもりです。 ただ、今回の事業の立ち上げでは当初の顧客は個人会員ということもあり、集客と対価の
回収に関してはネットワークを通じた新たな効率的な取り組みが必要で、これは新たな挑戦の分野になります。

ネットワーク事業の新規事業開発での経験が役に立つと思われます。  
 ●先輩・友人からのアドバイス

今回の新規事業の立ち上げでは多くの先輩、友人から貴重なアドバイス、励ましをいただくことができました。


皆さまからは今回の新しい取り組みに対しては全般的に肯定的で、是非とも実現し、成功させてほしいと
背中を押されることが多く、わたしを良く知っている友人ほど今回の決断に対して、意外・想定外と思われる
ようなコメントは見受けられませんでした。


自分の想いを伝えることで支援の輪が少しずつ広がっていくことが実感され、先輩、友人のありがたさに感謝
する次第です。 
 
今回の新規事業の立ち上げでは多くパートナー企業からもご協力を頂くことができました。 


専門分野の知識については素人であるわたしの力の及ぶところではありません。  事業立ち上げまでの
短い準備期間の間に様々な人々からのご紹介を受け、結果的に各分野の優秀な専門家にパートナーとして
協業して頂けることになったことは自分ながらにして幸運であったと思っています。 


出会いの幸運が幸運を呼ぶような温かい気持ちの連鎖でネットワークが出来上がりました。時代の
ベクトルが新たな方向に向いている中、パートナーの皆さんとの連携を密にし、お客である会員の皆さんの
期待にしっかりと答えるサービス提供に尽力したいと思っています。



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